ドロドロ柿渋液、 捨てないでね。
2016年4月11日 最終更新日時 : 2016年4月11日 sapporo 浪漫屋
春・・・・・しまっておいた柿渋液が ドロドロになっていた、ってことある。
柿渋液は 温度変化が大きいと、 ジェル状に固まってしまって、
染めには使えなくなるのです。
ですから、 保存は 一定の温度の 冷暗所にしまってください。
でも、固まってしまっても 使い道があるので、 捨てないでね。
布に直接塗りつけて、固めてみましょう。もう、洗えませんが、けっこう、いい感じになるので
マットにしたり、鉢カバーにしたり、用途は いろいろ。
洗わないって決めたら、 バッグにしてもいいよね。
天気のいい日に アスファルトの上で、ゴム手袋をはいて、直接、塗り付けます、
なるべく、短時間で 乾かします。
固めで、荒く織ってある、麻や ロウシルクなどがおすすめ。 木綿は なじまないので、
あまり、おすすめじゃない、けど、どうぞ、お好きに。
その際、 布は 良く、濡らしてください。
柿渋染めのヒント。 サクラの木、 もらった。
2016年4月27日 最終更新日時 : 2016年4月27日 sapporo 浪漫屋
サクラの木、もらったので、 来週から 染めようと思っています。
生きとし生きるもの・・は 子孫を生み出す時、自分のエネルギーを使い果たすのか、
サクラは 花が咲いた後は、きれいな色に染まらない。
それで、花が咲く前のサクラが 欲しい! と、ブログで、お願いしたところ、
花を見ない前に、、 切ってくれた!。 しかも、わざわざ、鍋に入るサイズに、切ってくれて、
届けてくれた! 感謝! すごく、助かる。
今週は 29日(金祝)と30日(土)に 南さんとのコラボで、 チ・カ・ホで、セールがあるし、
5月1日(日)には 手づくりの方々と、 チ・カ・ホ出店があるので、 忙しい。
お天気も良くなってきた、 来週だね、 染めだしますよ。 エネルギー、全開!
銅バイセンや スズバイセンの サクラの色は きれいな ピンクがかった、ベージュ。
渋が多いので、 柿渋染めの 下染めに すごく、向いていると思います。
紅茶もいいけど、そんなにたくさん、手に入らないから、こういうふうに サクラを
一度に たくさん手に入れた時に、 まとめて、染めておこう。
柿渋染め。 まっさかり。
2016年7月26日 最終更新日時 : 2016年7月19日 sapporo 浪漫屋
いいお天気が続いていますね。 柿渋染日和の 日々です。
朝は あまり暑くないので、 朝のうちに染めて、あとは 太陽さんにおまかせ。
ずぼら染めと 呼んでいる、 店主の性格にピッタリの染めです。
西陽に向けて、濃くしたい面をかけて、 時々、布をずらします。
そうしないと、洗濯棒の所が 濃くなって、シミみたいになります。
雨に当てて、翌日は しっとり、いい色になって、少しづつ、濃くなっていくのを
楽しみにします。(最近の雨は 酸性雨なので、色が酸化して くろっぽくなって、落ち着いた色になるのだ。)
一気に 濃くしよう、とすると、色が 黒いだけで、深みがないし、
柿渋の粒子は大きいので 染まっている、というよりは くっついているだけで、
こすれば とれてしまうので、・・・・・・・急がないで、薄い液で、何度も染めて、
干しっぱなしにします。
紫外線が 強いところでは、濃くなる前に、白っぽくなってしまうことがあるので、
そいうところでは 半日陰に干します。それでも、 けっこう 色が入ります。
何年も、しまいこんでいて、、わすれていた布が 出してみると、驚くほど、
色が深くなっていたっ、て、話をよく聞くので、(実際、明治の酒布はまっくろだね。)
いそがないことにしましょうよ、作品に入れて、使っているうちに黒くなるのもいいものです。
なんか。ちょっと、失敗気味だなあ、という 裂き織りを柿渋染めしましたもうちょっと、濃くしてバッグにしよう。
麻100%の ガーゼを 染めています。シワがイイ感じになります。
2017年4月22日 最終更新日時 : 2017年4月22日 sapporo 浪漫屋
そろそろ、 染めたくて、 ムズムズしてきた。
他の人も、そうらしく、 柿渋液を お求めする方、 けっこう、いる。
でもね、 ・・・・・・まだ、寒い、光が弱い、・・・・・ スカッと 乾くと 発色がいい。
浪漫屋の店主は ゴールデンウイークころ、20度越えないと、柿渋染めしない、のに・・・・・・
・・・・・・・・・・・・みなさん、 気が早いですね。
この時期は 精錬したり、 下染めしたり、 準備をしています。
写真の片撚りの綿糸は おととし染めた糸、 刺し子や裂き織りの経糸に使います。
久しぶりに見てみると、 びっくりするほど、色が濃くなっている。時間がたつほどに色に深みが出てくる、色の濃淡がきれい。・・・・・・・だから 急がない。
去年染めて、 ちょっと、薄いかな、っていう糸に 染め重ねて、場合によっては バイセンして、店頭に出します。
サクラの便りで テレビの画面は 春欄満。北海道も あと少しの我慢。
伸子針(しんしばり)、で、ヘンプを柿渋染め。のれんにします。
2017年5月30日 最終更新日時 : 2017年5月22日 sapporo 浪漫屋
柔軟に曲がる 竹ヒゴの先っぽに 針が付いています。 昔の人の知恵って、 すごいよね。
太陽がいっぱい。
ハケで、 3倍くらいに 薄めた柿渋液を 塗り付けます。 そのうち、 いい色になるでしょう。
夏のタペストリーのアイデア その3
2017年6月9日 最終更新日時 : 2017年6月9日 sapporo 浪漫屋
ハリを出すために ピンタックをとって・・・・。 丈夫になります。
柿渋染めして、 古布をプラス。
亜麻のカヤを 軽く 柿渋染めして、 貯めておいた小きれを貼る。
カヤ布を使って・・・・・・。 透け感が いいですね。
柿渋液 在庫してます。2リットル無臭タイプ 2500円。
2017年6月20日 最終更新日時 : 2017年6月15日 sapporo 浪漫屋
詳しいことは 柿渋染めのヒントに書いているので 、読んでください。
秋に 大急ぎで染めた糸や布は まだ、色が十分出ていないので、
この暑くなる時期、濃いめに染め重ねて、 店に出したり、 作品を作ります。
少しづつ、 少しづつ、 色は濃くなってきて、 古い酒布が 真黒になっているのを見ると、必ず いい色になるとわかります。しまい込まず、楽しみながら、色が濃くなっていく過程を楽しんでください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
好きで、着ていたお洋服や 直射日光のあたるのれんなんかの色がはげて来ることがあります。自然の染めですから、 物理的に粒子がはがれたり、強い紫外線には漂白されます。
こういう時は あきらめずに 染め重ねると また 使えます。
新たに染めるより、 ずっと簡単に染まります。
柿渋染めのヒント。下染めしよう。
2017年6月22日 最終更新日時 : 2017年6月18日 sapporo 浪漫屋
麻100パ-セントのガーゼ。
柿渋の粒子 って、 大きくて、 繊維にしみこみずらいんだそうで、
いきなり 濃い液で染めようとすると、奥まで染まらず、 カサカサな印象、
表面にくっついているだけで、 こすると、とれてきてしまう。
ゆっくり、少しづつ濃くしながら、染めようとすると、 時間かかるし、液をたくさん使うし、
濃く染めようとして、あせると、ガビガビになって、繊維が、固くなってしまう。
自然に グラデーションになる染め方が好き。
ちょっと、手間を省くために 下染めする。 サクラの枝を たくさんもらったので、ラッキー!
下染めしよう。
帯芯のような かたい素材は カセイソーダで、煮て 柔らかくしてから 染める。
そうでないと、中まで 入って行ってくれない。
柿渋染めのことを説明する時、よく、お茶碗についた 茶渋のことを話す。
きれいなお茶碗には 茶渋は付きづらいけど、
お茶碗洗いを手抜きすると、 茶渋がどんどん濃く、付いてきてしまう。
きれいな繊維には 渋は付きづらいので、下染めすると、付きやすくなるのだ。
渋は なんでもいい、コーヒー・紅茶・煎茶 栗・クルミ・など。
サクラは 柿渋染めのような いい色が出るので、便利、重宝する。
今年も やっと 天気が安定、染色できる状態になった。
頑張って 染めますよ。
染めの現場。
2017年7月24日 最終更新日時 : 2017年7月24日 sapporo 浪漫屋
暑さひと段落の昨日、 染めました。
麻の帽子を 柿渋染めして、藍で染めたヘンプのスカーフも 柿渋染めしました。
色が深くなって、 色止め効果もあって、、じょうぶになる。 一石三鳥、・・・・・・・藍の絞った白い部分が染まるのは ちょっと、惜しいけど。
しばらく 陽に当てて、 雨バイセンします。
厚い木綿を染めたい!
って、 相談されたけど、
そんな ハカのいかないこと、やめましょうよ、と、もうしあげました。
まずは 染まりやすい、薄い麻や 絹を染めましょう。
すでに染まっているものなら、 容易に色がはいってくれて、 うれしくなってしまう。
詳しくは テーマブログにある 柿渋染めのヒントを 読んで下さい。
糸、染まってきました。
2017年8月1日 最終更新日時 : 2017年8月1日 sapporo 浪漫屋
化学染料で、アトランダムに染めて、
柿渋染めしました。ゆっくりゆっくり、
陽に当てて、いい色加減になってきました。
おととい、雨がふって、おかげで、
雨バイセン、 できて、
しっとり、色が深くなりました。
最近の雨は 酸性雨で いろんな物質がふくまれていて、 いいバイセンになる、ので、
外に 干したままにします。
もう少し干したら、 色具合を見て、 柿渋染めするか、 草木染め するか、
別のバイセンするか、 決めます。
ひとつの糸の中に いろんな 色味を閉じ込めて、布に刺した時に
風景ができるような 糸を染めたいと思っています。
撚って、 ひもをつくったり、裂き織りに入れたりもします。
古布と布の手仕事 浪漫屋