水を使います。
お湯だと、色落ちしやすくなります。
特に赤は 落ちやすいので、
注意が、必要です。
藍は 移染しませんが、
赤などは、他にうつってしまいます。つけおきしないで、なるべく、
手早く、水気をとり、干します。
タオルで、巻いて、水気をとるといいです。
まず、お洋服を裏返します。
大きめのネットに入れます。
洗剤はシャンプー、とか、エマールなどの中性洗剤を使います。
洗剤の量は少なく。水は多め。
おしゃれ着コースで優しく。
脱水機の回転時間は、ほんの少し、肩が伸びないように、干します。
手でたたいて、シワ伸ばしします。
わたしはアイロンがけが苦手なので、少し、湿っぽい時に着てしまいます。
陰干しします。
洗濯槽が青くなったら、クレンザーを付けて、こすると、とれます。
最近の洗濯機は、性能がよくて、上手に洗うので、
頑張って、手で洗わなくてもイイと、思います。
下の写真は、染めの拡大写真のイメージです。
藍染めは、葉っぱに含まれている
藍の成分を抽出した染料で染めてますから、雑味が、色々、はさまっています。
粒子が 不揃いで、大きいので
染まりづらく、褪色しづらい。
一方、化学染料の青は、同じ細かい粒子がお行儀良く、並んでいます。
褪色しやすく、早く、情けない色になってしまいます。
藍は、色に深みがあるので、写真写りがいい、し、光の屈折率が、バラバラなので、眼に優しいのです。
藍染めが好き、という人が、たくさんいますが、これが、大きな理由だと思います。
丈夫なことは書きました。
藍の成分が、繊維をカバーしているんだとおもいます。
白い縦しまや絣のある藍染めの布、白い箇所は退化して、裂けてしまっても、藍染めしてあるところは びくともしません。
洗濯に強く、摩擦にも強い。
水洗いだけでも、よく汚れが落ちる。
泥汚れに強い。酸や、アルカリに影響されにくい。
染色作業する時は、藍染めの服を着ています。柿渋液が飛んでも、気にならない。
かぎ裂きができたり、すれたり、穴が開けば、藍布であてをして、刺し子して修繕すれば、アクセントになって、新しくなって、別の服になります。汚れることを気にせず、作業ができるので、わたしのユニフォームです。
まったく、ミラクルな染めで、知れば知るほど、好きになります。
藍は、汗をかいても肌ざわりが
サラサラしていて、乾きが早い。
雑菌が繁盛しづらく、清潔。
体を冷やす効果があって、夏、心地いいです。
匂いが虫を寄せつけず、肌にいいので、下着にもむいていて、アレルギーの方に、おすすめします。
昔は、藍染め布を布団カバーにしていました。理にかなってますね。
ダニを寄せつけません。
アトピーのあるお子さんに、藍染めのパジャマや寝具は、イイと思います。
⑭でお話ししましたが、藍染めは、体を冷やす効果がありますし、虫を寄せ付けず、丈夫で汚れ落ちがよく、汗の匂いを押さえ、乾きがいいなど、夏に着ると、とても ここちよい素材です。
汗をかいても、ベタつかず、サラサラしています。
毎日洗濯しても、色落ちが少なく、徐々に、ランダムに、褪色するので、色の変化を楽しめます。
(洗剤を選んでくださいね。)
また、紫外線を防ぐので、野外での活動や、農作業に向いています。
一方、冬は体を冷やすので、直接肌にあたる衣類は、避けます。
夏こそ、藍染めを着ると、いいと思います。この夏、ぜひ、実感してみてください。
着古して、えりがヨレヨレになってしまったティシャツ、
ちょっといいブランドなので、
捨てるにはもったいない、
(ユニクロなら、捨てます。)
絣の藍染め布のバイアスで、えりと
袖口をくるみました。
ちょっと、弱ってるところに
パッチワークした布を貼ったり、
工夫してまた着れるようになりました。
オシャレになったし、
汗をかいても、ベタベタしないので、これは、イイ、おすすめです。
わたしは藍染めはしないので、
そのうち、誰かに頼んで、全体を染めてもらおう、と、思ってます。
古布と布の手仕事 浪漫屋