野ブドウ、色づく……もったいなくて、切れない。

     草木染め・・・・・生命力を 布に移す作業。
   

  わが店の前に 繁茂した 野ブドウ。
  秋が 深まるにつれて、身が色づいて、神秘的な色になってきた。

   お客さんが 誉めてくれて うれしい。
                  希望の方に、根を お分けしています。
  店主が あかげらさんから 根分けしてもらった、小さい根っこ 3っつが 
  こんなに 育って、本家より、大きくなった。
                          環境が 合ったんだね、
  染めると いい色、出るよ、って言われて、

切って 染めよう。

と、思っていたんだけど・・・・。
  こんなに、きれいに 実が色づいているのに、 ・・・切れないよ。
  (葉っぱが 散らかるから、どうせ、切らないとならないけど・・・。)
  もう、そろそろ、切らないと、せっかく、元気な葉っぱが しなしなになってしまう。
いい色を染めるには 一番いい時期に切らないと・・・・ホントは 実がなる直前が いい。
実をつけるのに、生命力を使い切ってしまうから。。。。
、、、、、、、、、、、、だから、もう、切るのはやめて、来年、トライすることにした。
サクラも、花が 咲く直前がいいんですって、 子孫を残そうと、生命力に満ちているから。
花を咲かせると、エネルギーがとられて、いい色が出なくなってしまう。
だから、花を楽しむのは あきらめて、木を切らないとならない。
                草木染めって、命をいただくこと、なのです。
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