柿渋染のヒント・ No.6. 初めての方へ。素材選び。

最近、 柿渋液が 売れるようになってきた。
染めたい人、増えた。
でも、最初から 帯芯、とか、のぼり旗を染めよう、っていうのは やめようね、
そんなに簡単に染まらない。厚くて、大きいものは むずかしい。
柿渋液を浪費して、ガビガビになってしまうか、、途中で、いやになってしまう。

 初めての方に、おすすめは 色があせてしまった、草木染のスカーフ。
もう、すでに染まっているから、色が よく はいる。薄いし・・・・。
へたって、見捨てられていたスカーフが 生き返って、前より、よくなる。
シャリ感も出て、肌触りもよくなる。
紫外線を吸収して、陽ざしから 肌を守ってくれるスカーフになる。
ぜひ、やって みて 。
へんなムラが できないように、ときどき、ずらしたり、ひっくり返したり、します。
かわいてる最中に、よく観察してください。
強すぎる陽ざしは ムラの原因になるので、あんまり、暑いときは、半日陰で染めます。
薄いな、と思っても、スカーフを使っているうちに 色が出てくる。
薄いくらいで、 ちょうどいいと、思います。
物足りなかったら 再度、染めます。
時間をおいたほうが いいように、思います。

あまり、ゴシゴシ洗わないで、・・・・。
使わない時は しまいこまないで、窓辺に引っ掛けて置きましょう。

写真は 去年 染めた 綿糸。
ひと冬、寝かせて、春、取り出したときは 情けない色でしたが、
2週間前に 一度だけ、柿渋液につけて、野ざらしにしていたら、いい色になってきた。

柿渋染めのヒント。5. 濃い所が より 濃くなる。

秋。気温が低くなってきたけど、紫外線は強い。

夏に染めた カヤ布を引っ張り出して 陽に当てた。

手間をかけて、シワを作って、濃く染めたところが より濃くなって、
ムラが いい感じになってきた。
寒くても紫外線が 強いんだね。さあ、日焼け止めをしっかり塗らないと・・・・・。
お顔のシミが 濃くなってしまう。

紫外線は より色の濃いところに集まる。
小学校の時、ルーペで、紙をこがして、習ったでしょ?
原理は同じ。・・・・・・・濃く染まったところが より、濃くなる。
シワの付け方は 最初が肝心。

柿渋染めのヒント 5。 保管の仕方。ジャム染めというアイデア。

春になって、いざ、染めようとすると、去年の柿渋液が ドロドロになっていたりします。
柿渋液は、
いきなり、零下になったりすると、ドロドロに 固まってしまいます
温度変化の少ない所に保管してください。
30年モノもあるくらいだから、古いほどいい、と、いうことらしい。
ワインに似ている。

ドロドロになってしまった・・・・・どうしたらいいの?

って、相談されたので、
製造元に 聞いてみたら、お湯を加えて、煮とかして、漉すのがいい、と言われたので、
やってみたけど、・・・・・・・・・・・・・・あまり、うまくいかなかった。
かといって、捨てるのは もったいないので、
荒い麻布に ゴム手で、塗りつけてみたら、布はカチンカチンに固まって、いい色合い。
敷物にするには いい感じ。
でも、これ、もう洗えない。(真夏、アスフャルトが熱くなっているときにやる。)
これを ジャム染め と呼んでいるらしい。 捨てないですむ。おためしあれ。

追伸。水で薄めた 染液は 、水が腐るので、なるべく速く 、使い切ること。
もちろん、残ったら、冷暗所に しまうこと。

柿渋染めのヒント、4。草木染の最後にも。

冬を越すと、格段に色が良くなってくる不思議な染め。
柿渋染めって、不思議な染め、・・・時間が経つほど、色が深くなる。
これなら、お客さんの手に渡った後のことも、安心。
布は 丈夫になっているし、色は あせないし・・・・。
だから、
草木染めの最後に ほんのちょっと、柿渋液につけて、
    フィニッシュするようにしている。
ぱっと見、ほとんど、なんの変化もないように見えるが、
時間がたつと、これが、効果的に、良くなってくれる。
色あせも 少ないように思う。

写真は ヘンプのワンピース。
細かいシワは ちょうど、洗濯物干し棒で、布をギュッツ、と絞った個所。
ただ、このシワを出すには もう この季節では、気温が 低すぎる。
染めたい布、たくさんある、シワをいっぱい いれて、もっと、染めたかった。
来年、また・・・・・・、ね。

柿渋染めのヒント。3。銀色シートを敷く。

暑さ最高、朝から 染めております。
昨日は 暑かったですね。やっと、夏本番・・・です。
昼日中、戸外で、染めをするのは 過酷な作業なので、
朝、早いうちに、染めています。。


シワをきれいに染めるために、筒に巻きます。
ロウシルクの布は シルクですが、油分が 付着していて、
染まりづらいので、よく、精錬します。(石鹸を溶かして、煮洗いしています。)

少しでも光を回して、気温を上げるために、コンガリ焼くために、銀色のシートを下に敷きました
照り返しで、速く、色が出る。
雨でも 取り込まない・・・・ずぼらだからじゃない、ですよ。
最近の雨が 酸性雨で、雨には いろんな成分が はいっているから、
色が 深くなるのです。
だから、今日の雨でも 家のまわりじゅう、ぶらぶら、と布が 下がっている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ご近所には 変な家だと思われてる、きっと。
とにかく、急がないで、じっくり、時間をかけてください。
柿渋液の粒子は 大きいので、しっかり染めるのには、下ごしらえが 大事です。
染まっているようでも、こすれば とれてしまっては 染まっていません、
最初は薄い液から、・・・だんだんに 濃くします。
急ぎすぎて、ガビガビに染めないでね。

柿渋染めのヒント。2 天気待ち。

ずっと、変なお天気だった、
柿渋染めに必要な 陽の光、やっと、出てきた。
今朝は 早起きして、染めました。
ベランダから さげて、 陽に当てております。

のぼりと木綿のガーゼの布、陽に当たって、風邪にゆれて、気持ち良さそう。
  急がないのが、一番のコツ、3年後に いい色になる。