店主の宝物 1   鶴天(鶴頭)かくてん(かくとう)

IMG_20140306_092808_750 丹頂鶴の 頭って、はげて、赤くなっているでしょう?

そこの髄の部分を加工した 玉です。

すごいでしょう?

なんたって、天然記念物。

手に入れよう、たって、今なら、後ろに手が回る。
もちろん、血と、骨で できています。
昔、印ろうや、煙草入れの根付けとして 使われました。
すごく、珍しいもので、他にも見たことあるけど、私の玉ほど、きれいに、丸くて、
赤い色がきれいなのには お目にかかったことがない。
きっと、若い、鶴のものだったんでしょうねえ。  自慢のアクセサリーです。

白州正子が、ある時、お偉いさんが集まるパーティーで、
そのつけてるアクセサリーは なんですか?  って、訊かれて、
ガラスよ。  って、答えたら、
相手は なーーんだ、ガラス玉かあ・・・・・。  と 言ったという。

でもね、かの 白州正子が そんな席に そんじょそこらにある、ガラス玉をつけていくはずない、・・・・・・・・・・・・・・・少しは、推理をはたらかせるべき・・・・・。

実は このガラス玉、古墳から 出土された 勾玉(まがたま)だった。 超レアもの。
今なら絶対、 門外不出、どうやって、手に入れたものか・・・・・・。
何百万円する、ダイヤより、価値がある。

アクセサリーって、値段じゃない、密かに、好き、を楽しむもの。
自分を表現するもの。  と、思うのです。