古い布を利用した 裂き織り。

色のハーモニー。
浪漫屋手稲店には 染色室があって、
店主が 忙しくても、
スタッフが 染めていてくれています。
今、染めているのは、 去年、いただいて、干して、しまっていたバラの葉と枝。透明感のある,グレーを染めます。
先週は 桜の内皮(ないひ)といわれる部分を煮出して,染めておりました。
これは 前のブログで、紹介したね。
今、開催している 布糸展で、
裂き織りの提案を何種か、 展示しています。
これは 浪漫屋で染めた 糸と 古い布(胴裏や 布団の布、カヤ布、着物の布などなど)で、
織りました。
ひとつの織りの中に たくさんの色を織り込むのが 店主流で、
アラアラだけど、接着芯を貼って、切って、バッグなどの材料にします。
だから、きちんと織り込む手間を 省いて、
一段一段、布を織り込んでいます。  ,ばらばらした、フチのことは 気にしないことにしました。
古い布を利用した織りは 布の再利用するという以上のことがあると思っています。
まず、古い布のほうが よく染まる・・・・発色がいい。
混ざり物がないし、手つむぎ・手織りなので、染液をよく吸ってくれる。おまけに、
こなれているので、のりおとしの手間が いらないし、
しなやかに よく しまってくれる。
縦糸と 交互に織り込んでいる糸も草木染めしているので、
布の色とよく マッチングしてくれる。
草木染めの色は どんなに氾濫していても、なじんでくれる。
それが なぜかというと、色の中に いろんな色を含んでいるから
どれかの色に、どれかの色が 合うんだね。
目にも優しい、光がいろいろな角度で 目に入ってくるから。(化学染料には、少ない色しか入っていないので、目に直接、はいってくる、だから、目が疲れるのです。)
こんな アラアラの織りですが、
よろしければ、体験しにきてください。
裂き織りに使う布を ひと巻きにして、販売もしています。(800円)

もちろん、糸も売っています。