古い布、裂き織り用に染めています。

古い布を捨てるのは モッタイナイ。
 古い布には 貴重なものが たくさんあります。
手つむぎ、手織りで、草木染めで、・・・・もう、現代では 手間がかかりすぎて、
染め織りしていない布もたくさんある。
たとえあっても、スゴーク 高価だったり。(芭蕉布だったら、一反500万円!とか、する。)
      (芭蕉布のハギレ、ありますので、聞いてください。)参考本もあります。
      原始布という分類になってます。このことは 今度、また 書こう。
      だから、なるべく捨てたくない。
     最後の最後に 裂き織りの横糸にするというがある。
腐っても鯛。 古い布は 手紡ぎだったり、草木染めだったり、
今の布とは全然違う。ポリエステルなんて、入ってないし、純国産。
裂き織りするなら、古い布がいい。 新しい布って、裂いて、織っても、あんまりよくない。
古い布のほうが こなれているし、本物だから、しっくり織れる。
・・・・・・・・・だけど、
どうも、色、が 良くない、汚れている・・・・・・使えない、なんてこと、よくある。
そういう時、
        染め重ねて、いろんな色にしています。
どうせ、裂き織りするので、乱暴でもいいので、(かえって、裂きやすくなっていい。)
鉄バイセンかけたり、
忙しい時、漬けっぱなしで、1週間 放っておいたりしてもいいので、楽だああああ。
ついで、ついでに染めて、
       リキの弱くなった布といっしょに まるめて、800円。
木綿もあるし、胴裏を染めたりした、絹もあります。
先日、この束をお買い上げした方、はいで、スカーフにするとおっしゃっていました。
そうか、・・・・何本もできる。
なんてったって、国産の純粋シルクで、草木染め。 高品質であることには 間違いない。ぜいたくな話だ、(国産のシルクが 激減して、今では 全体の1パーセントくらい
しか生産されてないのを ご存知でした?)
            どうぞ、利用してください。

 写真は 最近、注文があって、染めた赤の木綿。
 実は この布、木綿の絣の着物なんかの裏に付いている布。
( 昔の人は 少しでも 体を冷やさないために 裏に赤い布を使った。
 今でも、赤いパンツをはくでしょ、赤は 実際に、あったかい色なのです。)
この赤い布に がっちり、タマネギの銅バイセンで染めています。
だから、赤の色の質が違う、生き生きしていませんか?
黒の縦糸にして、織ってみたいと、常々 思っているんですけど、
なかなかそこには 到達できない。
ほかに やりたいことたくさんあるから、
まあ、考えているだけでも、楽しいから、いいや、・・・そのうち、老後の楽しみに。

古い布、古い着物、処分する時は お電話ください。
着物リメイクや 裂き織りの材料として、使うので、
シミ、汚れ、が、あってもかまいません。
のれん、ザブトンなど、オーダー、承ります。
割ぽう着や エプロンなども ご相談ください。