染め織り着物の話-4
まだら染めの 糸。
2013年6月26日 最終更新日時 : 2013年6月24日 sapporo 浪漫屋
2週間前から 染め始めた まだら染め。
手間をかけているので、時間がかかっている。
ここのところの グズグズしたおてんきで、なかな乾かない。
糸は乾きづらいのです。
昨日のピーカンのお天気でやっと、仕上げて、干しました。
こ透けた感じが きにいっています。
古い布には こういう 微妙な色が合うと思う。
どうやって染めているかというと。。。。。。」
化学染料を何色もつかって、グラデに染めて、タマネギで黄色みをプラス、柿渋をかけて、陽に干した、、、、のです。
陽に当たって、余分な 化学染料の強さが消えて、ふわっとした、色になりました。
同じ色は絶対に 染めれないので、こういうのを、一期一会、っていってもいいのかな、と思います。
秋色、 染めています。
2013年9月13日 最終更新日時 : 2013年9月13日 sapporo 浪漫屋
秋は収穫の季節。
染色も 秋が 一番 よく染まる。
忙しいながら、染めもしないと・・・・・・・。
来年分も 染めないとならないので、大変なのだ。
最近は スタッフが染めてくれるので、
店主は クチで(手でなく、) 染めております。
春には 春の色、秋には 秋の色が染まる・・・・・。
染色って、不思議です。
小巻糸 夜なべして、巻き巻きしてます。
2013年10月18日 最終更新日時 : 2013年10月19日 sapporo 浪漫屋
ずっと、染めためていた 手染めの糸。
大丸さっぽろ店に 出店するので、夜なべしながら、巻き巻きしています。
最近のお気に入りは グラデーションで染まった糸。
刺してみると、色々な色がでてきて、面白い作品ができる。
赤系は 化学染料の後、タマネギで染めて、最後に柿渋をかける。
茶系は クルミやクリで染めて、化学染料の黒でアクセントをつけて、
柿渋染め。
柿渋だけのもあります。
グレーは 墨染です。今回お気に入りは グリーンだね。
ブルーをそめて、タマネギの黄色を これでもか、っていうくらい、強く染める。
どれも、すごく、手間がかかっているので、愛おしい。
巻くのは 楽しい作業です。
太い糸でも スカスカ縫える 針も販売しています。
糸と 針をお買い上げの方に 刺し子のコツ、しゃべっています。
柿渋染め布で、タペストリー・・・の、アイデア。
2013年10月20日 最終更新日時 : 2013年10月20日 sapporo 浪漫屋
窓辺や しきりに 柿渋染の タペストリー、
創ってみませんか?
今年の夏に、柿渋染めを たくさん 染めたので、
アイデア 紹介。
大丸さっぽろ店に出店するので、たくさん持って行こう。
秋、深まってきましたねえ。冬の準備、しています。
2013年10月25日 最終更新日時 : 2013年10月25日 sapporo 浪漫屋
朝晩、寒くなってきました。お元気でお過ごしですか?
店主は 大丸さっぽろ店の出店準備で、毎日、ハードに働いています。
今年は 実のモノが、大きくて、集めたクリのイガが 立派な大きさ。
お天気に よく乾かして、倉庫にしまいました。
タマネギの皮(低農薬!安全第一。)は もう少ししたら、もらいに行って、
バラの剪定した 枝葉は そろそろ、もらえそう。
あとは マリーゴールドがあれば 完璧、これで、染色の冬仕度は 完璧。
冬じゅう、染められる。
もし、マリーゴールドがあれば、ご連絡ください、花を乾燥させて、
保存できます。
マリーゴールドは 堅牢度が高く、退色しずらい、エネルギーのある色で、
店主の好きな色・・・・元気をもらえます。
夏が来て、秋が来て、冬が来る、だから、春が来るわけで、
冬の過ごし方で 春の生き方が変わってくるんだ、と思って、
冬ごもりの 準備、しています。
重ねて、染める。
2013年11月16日 最終更新日時 : 2013年11月20日 sapporo 浪漫屋
重ねて染めることで、深い色合いになりました。
左から、 古い帯芯(柿渋染め、下染に栗の銅バイセン)、古い紬の絹の布(もともと、、赤い上にタマネギの銅バイセン で、黄色を足した。)他の2点は 新反の紬の絹布(もともと、薄いブルーだった上に、タマネギの鉄バイセン、バラの鉄バイセン、)と、 タマネギ(銅)、後の3点は 縦横紬糸で織った絹で、(新反)、もともと薄いブルー・濃いブルーだったのだが、タマネギの鉄バイセン、バラ(鉄)、を上にかけて、微妙なグレーになっている。
草木染の微妙さは ペロンとした、現代の布には よく映えない。
いい布に染めるから、この色合いになるんだね。古いあまり良くない布でも、色を重ねて、染めれば、いい色、出る。
古い布は 糸がいいから、染色すると、いい色になる。
古い 帯芯、捨てないでほしいな、だんだん、少なくなってきてしまった。
インクジェット染め。進化でしょうか?いえ、退化でしょう。
2014年2月19日 最終更新日時 : 2014年2月17日 sapporo 浪漫屋
最近、
すごーーく、お安く、振袖が 一式 20万円ちょっと、とか、で、 売られていたりして、
こんなに お安いの って、どうしてだろう!って、 南さんに訊いたら、
インクジェットで、染めているんですって!! コンピューター染め、だね、・なんて、お手軽。
だから、ぱっと見、色柄は 眼を引く。・・・・・・・よく、研究されている。
でも、手にとって、見てみると、全然、良くない。布も、最低のを使っているらしく、一度、着ると、へろへろになってしまう、・・・・・・・染料も よくないので、色は、醒めるのが、速い。
型染め、とか、手描きで、手の仕事で、やっていたら、そんなお値段で、売れるわけない。
大島紬は 80歳以上の織り手に、存続がかかっているそうで、海外で織るのが 増えているし、刺繍は インドや中国・ベトナムで、されているらしい。
この頃、いい布が なくなってしまいそうで、不安になってきて、買い入れを 積極的にやっているんですけど、内容がどんどん、悪くなってきて、この インクジェット式には まいってしまう。
洋服に リメイクしては、派手すぎるし、生地が良くない、洗濯に耐えない。
袋の裏にするくらいかなあ。
それでも、決して、おやすいものではないから、大事に使いたいけど、古い布には、かなわない。 かなしくなってしまう。 職人の良心は 生活の下敷きになってしまうんでしょうね。 現代生活では しかたない。 せめて、 古い布を大事にしてほしい。
インドや タイ・中国の布も どんどん、悪くなっている。
私は いい時代に仕事、させてもらったなあ、
いい布を いっぱい、見せてもらった、(過去形で、語るには早すぎるか・・・・・・)
て、思う、のです。
珍しい シルクの糸、入手。 緒糸。
2014年3月20日 最終更新日時 : 2014年3月19日 sapporo 浪漫屋
撚っていない糸で、
灰の上澄み液の強アルカリで、
セリシン(たんぱく質)をとりのぞいて、しあげます。
もちろん、絹糸ですから、よく、染まりますので、あたたかくなったら、染めてみよう!
こういう、固い絹もあるってこと、 絹にも、いろいろある っていうこと、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おもしろいね。
カヤ布を 切って、横に入れて、アラアラに織って、
夏のタペストリー、作ってみたい。
アスパラ、もらったので・・・・・・。
2014年7月15日 最終更新日時 : 2014年7月15日 sapporo 浪漫屋
着物を 買い取りに行った 御宅で、
アスパラをもらったので、今日は 朝から 鍋を煮出した。
他にたくさん、やることがあるんだけど、優先順位は 新鮮さ。
まずは アスパラを 染めよう。お天気いいから、柿渋染めもしよう。
お昼には暑くなるから、大方の 外の仕事は 午前中に おしまいにする。
アスパラは 明るいきれいな 黄緑が 染まるんだよ。
レースがたくさんあるから、染めて、スカーフや コサージュを つくろう。
銅バイセンと ミョウバンバイセンを ためしてみるかな。
古布と布の手仕事 浪漫屋
赤い糸、やっと、染まった。
2014年8月6日 最終更新日時 : 2014年8月6日 sapporo 浪漫屋
すごく、時間かけて、 やっと染まった、真っ赤な糸、会心の染めあがりです。
実は、この糸、
何回もの工程で、この色になる。
まず、タマネギで 二回ほど 黄色に染めて、それから、
化学染料で 3回ほど 染め重ねる、その際、微妙に 色を変える。
最後に よく洗って、色止めしてから、
柿渋を うすくかける。
あとは しばらく、くるくると、まわしながら、陽に干して、 完成。
時間を 置くほど、いい色になるので、スグには製品化しないのだが このたびは
ずっと、きらしていたので、しかたない、まだ、あまり、こなれた色ではないけど、
小巻糸に巻き取って、
店に出します、この色をお待ちのお客さん、 けっこう いるので、。
今日は この調子で グリーンを染めよう。