柿渋染めのヒント 、6 。 干し方を工夫する。


写真は 麻 100パーセントの ガーゼ
質感が いいので、スカーフや ストールを作ります。
6メートルに カットして、柿渋染め。
天気が いい日、すかさず、干して、染めムラを つくる。
こまかく、たたんで、ところどころ、麻ひもでしばって、(ほどきやすいから。ビニールだと、すべる。)
太陽の光に よく当たるように、干す。
こうしているうちに、陽のあたったところが 濃くなって、こまかいスジがつくので、
あるていど、それが はっきりしたら、また、染めて、広げて、干す。


紫外線は 黒いところに より、吸収されるという性質があるので、最初が肝心。
干し方を 工夫して、シワのムラを 染めます。
(これは 天気のいい日が いい。乾くのが はやいほど、濃く染まる。)
変なムラにならないように、注意します。  時々、ケアして、ひっくりかえしたりする。

あとは ゆっくり、ゆっくり、陽に干して、ものによっては、2か月くらい、戸外にほうっておきます。
お日さまは 私より 早起きだし、取り込んでも 置くところがないし、
 干しなおすのは 面倒なので、ずうっと、干しっぱなし・・・・。
デリケートな布は 取り込むけど・・・・・。
 ご近所には 変な家、だ、と、おもわれている、・・・・・・・、きっと。
それとも、もう、慣れたか・・・・。

2013-05-27 11.28.45 左は 麻のカヤ、右は麻ガーゼ(上の写真で 干している。)の ジャケット。

麻ガーぜは 冬じゅう、階段の踊り場にぶらさげておいた。春になって、格段によくなっていたので、再度、染めることなく、仕立てた。
売れた先で、ズンズン、もっと、よくなってくれる、熱い時、着る服ですもんね。
あんまり、最初から 濃くないほうが 色がきれい。・・・・・だと思います。