柿渋染のヒント・ No.6. 初めての方へ。素材選び。

最近、 柿渋液が 売れるようになってきた。
染めたい人、増えた。
でも、最初から 帯芯、とか、のぼり旗を染めよう、っていうのは やめようね、
そんなに簡単に染まらない。厚くて、大きいものは むずかしい。
柿渋液を浪費して、ガビガビになってしまうか、、途中で、いやになってしまう。

 初めての方に、おすすめは 色があせてしまった、草木染のスカーフ。
もう、すでに染まっているから、色が よく はいる。薄いし・・・・。
へたって、見捨てられていたスカーフが 生き返って、前より、よくなる。
シャリ感も出て、肌触りもよくなる。
紫外線を吸収して、陽ざしから 肌を守ってくれるスカーフになる。
ぜひ、やって みて 。
へんなムラが できないように、ときどき、ずらしたり、ひっくり返したり、します。
かわいてる最中に、よく観察してください。
強すぎる陽ざしは ムラの原因になるので、あんまり、暑いときは、半日陰で染めます。
薄いな、と思っても、スカーフを使っているうちに 色が出てくる。
薄いくらいで、 ちょうどいいと、思います。
物足りなかったら 再度、染めます。
時間をおいたほうが いいように、思います。

あまり、ゴシゴシ洗わないで、・・・・。
使わない時は しまいこまないで、窓辺に引っ掛けて置きましょう。

写真は 去年 染めた 綿糸。
ひと冬、寝かせて、春、取り出したときは 情けない色でしたが、
2週間前に 一度だけ、柿渋液につけて、野ざらしにしていたら、いい色になってきた。