柿渋染めのヒント。下染めしよう。
柿渋の粒子 って、 大きくて、 繊維にしみこみずらいんだそうで、
いきなり 濃い液で染めようとすると、奥まで染まらず、 カサカサな印象、
表面にくっついているだけで、 こすると、とれてきてしまう。
ゆっくり、少しづつ濃くしながら、染めようとすると、 時間かかるし、液をたくさん使うし、
濃く染めようとして、あせると、ガビガビになって、繊維が、固くなってしまう。
自然に グラデーションになる染め方が好き。
ちょっと、手間を省くために 下染めする。 サクラの枝を たくさんもらったので、ラッキー!
下染めしよう。
帯芯のような かたい素材は カセイソーダで、煮て 柔らかくしてから 染める。
そうでないと、中まで 入って行ってくれない。
柿渋染めのことを説明する時、よく、お茶碗についた 茶渋のことを話す。
きれいなお茶碗には 茶渋は付きづらいけど、
お茶碗洗いを手抜きすると、 茶渋がどんどん濃く、付いてきてしまう。
きれいな繊維には 渋は付きづらいので、下染めすると、付きやすくなるのだ。
渋は なんでもいい、コーヒー・紅茶・煎茶 栗・クルミ・など。
サクラは 柿渋染めのような いい色が出るので、便利、重宝する。
今年も やっと 天気が安定、染色できる状態になった。
頑張って 染めますよ。