柿渋染めの現場。

 

 

DSC_2148大雨がひと段落して、柿渋染めの色が深くなった。
雨が 酸性雨だから、・・・。いろんな成分を含んでいる雨に、反応して、色が変化するのだ。
というわけで、 雨が降っても取り込まない、3週間、干しっぱなし、ってこともある。
あんまり丈夫でない布は、適当に取り込むけど、丈夫な布は、放っとく。

陽に当たったところが濃くなるので、時々、ずらしたり、変なシミにならないように気をつける。

冬を越すと、一段と濃くなっているのが、わかる、ので、 急がない、ゆっくり、染める。
急ぐと、布が、ガチガチになるし、柿渋液をたくさん使う、色がつまらない。

テーマブログに 柿渋染めのヒントというカテゴリーがあって、ヒントを書いてあるけど、
具体的に、何倍に薄める、とかは書いていない、ご不満の方もいるだろうけど、
仕方ない、布の状態で、変わるのだから。
陽の強さにもよるし・・・・。
かく言う私にも 正解はない。

柿渋液の粒子は大きいらしく、なかなか、中に入ってくれない、・・・急がない、急がない。
最初から濃くすると、表面にくっついているだけで、こすると、とれてしまう、染まっていないのだ、

観察すること、・・少しずつ、進む、・・・これがホントのコツ、だと思う、今日この頃なのです。