襤褸(らんる)の話。1  ボロのことです。

らんる・・・・・耳慣れない言葉ですが、
   要するに、ボロのことです。
でも、現代の布は 襤褸には・・・・なれない、・・・・ただのゴミになるだけ。
手つむぎ・手織り、の布だけが、風合いよく、朽ちていくのです。

本物の布が 長い時間かけて、大事に使われた時だけ、襤褸が 生まれる。
朽ちて(くちて)いく布の美しさ・・・・ぞくぞくしますよ。
汚れている、とか、誰か、よくわからない人が使った、とか、で、
見向きもしないで、嫌がる人も多いけど、
それは 物事の本質を知ろうとしない態度。
汚れているのは、洗濯すれば、きれいになる。
誰が使ったか、わからない、という理由で、
骨董の皿を避ける人が ファミレスで、食事できるのは、変。
洗いさえすれば、ファミレスの皿より、よっぽど、きれいで、本質が見えてくる。
襤褸は 海外で、高い評価を得ており、美術館に収蔵されたり、高値で、
取引されている。
日本人は、あまりに近い過去の、貧乏生活をつきつけられているようで、
うけいれられないのか、ボロのよさを知る人は 少ない。
若い人が こういう布に興味を持ってくれると、うれしいものだ。

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